大塚商会、仮想環境へ移行が成功したときだけ費用が発生するP2Vサービス


 株式会社大塚商会は5月14日、無償でサーバーの稼働状況を分析する「仮想化 簡易アセスメントサービス」と、成功報酬型で物理サーバーを仮想環境へ移行する「P2V作業実施サービス」を発表した。

 仮想化 簡易アセスメントサービスは、ユーザー企業の20台までのサーバー稼働状況を無償で分析し、レポートを作成、同社エンジニアが説明を行うもの。仮想環境にした場合の参考例なども説明し、より詳細な調査・分析を行う有償コンサルティングサービスも別途用意している。

 対象OSは、Windows NT 4.0/2000 Server/Server 2003/Server 2008、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 2.1/3.0/4.0/5.0。平均CPU使用率、メモリ使用量、平均ディスクI/Oといったログ情報を、8時から20時まで3分の間隔で、2週間収集する。

 一方のP2V作業実施サービスは、物理サーバーのシステム環境を丸ごとイメージ化して仮想化環境に移行するもの。併せて、移行元サーバーの利用状況・環境に応じた個別調整も実施。ごくまれに移行できない場合があるため、移行作業が成功した場合のみ費用が発生する成功報酬型なのが大きな特徴だ。

 対象OSは、Windows NT 4.0/2000 Server/Server 2003/Server 2008、RHEL 2.1/3.0/4.0/5.0。移行成功時に発生する費用は、19万2500円(同)からのP2Vツールライセンス代とサーバー台数に応じた作業代。後者の価格は、Windows NT 4.0が45万円(税別)/台、Windows 2000 Server以降が30万円(同)/台、RHELが45万円(同)/台。




(川島 弘之)

2009/5/14 16:52