EMCジャパン、VMware vSphere環境向けのI/O性能最適化ソフト
EMCジャパン株式会社は5月18日、ヴイエムウェアの社内クラウド構築用OS「VMware vSphere 4」環境向けに、I/Oパフォーマンスの合理化と自動化を実現するソフト「EMC PowerPath/VE」を販売開始すると発表した。また、自社の多様な製品・サービスがVMware vSphere 4と連携することもあわせて発表している。
VMware vSphere 4は、社内クラウドや次世代仮想データセンターを構築するために提供されるクラウドOS。EMC PowerPath/VEはこのOSと連携し、動的に要件が変化する仮想環境において、サーバーとストレージのパス管理を最適化・自動化する。具体的には、パスの障害時に自動で障害検知とパス切り替えを行って、アプリケーションをオンラインの状態に保つことに加え、I/Oの自動ロードバランスによって複数のデータストリームを提供し、各ホストのパフォーマンス向上を実現する。これによって、監視や手動ロードバランスの必要がなくなることから、管理負荷を軽減できるという。
またEMCジャパンの各製品も、VMware vSphere 4との連携を実現している。ネットワークストレージとともに、中小規模から大規模のエンタープライズ環境までVMware vSphere 4の導入環境を拡張・発展させられるほか、「VMware vCenter」と連携した統合管理をサポート。加えて、ほかのソフト製品との連携によるデータ保護とレプリケーション、ITリソース管理や、RSAセキュリティのセキュリティソリューションとの連携、コンサルティングサービスとの連携なども可能になっている。
2009/5/18 15:47