CSK Win、Dynamics CRM 4.0ベースのSaaS型システム「WinCRM on Demand」


 株式会社CSK Winテクノロジ(以下、CSK Win)と株式会社IDCフロンティアは5月20日、Microsoft Dynamics CRM 4.0ベースのSaaS型営業支援システム「WinCRM on Demand」を発表した。同日よりサービス提供を開始する。

 WinCRM on Demandは、Dynamics CRM 4.0をベースにしたSaaS型CRMアプリケーション。CSK Winが独自に開発した営業組織力向上のためのテンプレートが付加され、Hyper-Vベースの仮想環境を利用するIDCフロンティアのPaaS基盤を用いて提供される。このテンプレートには、営業担当やマネージャなど各自の役割に応じたポータル機能、日々の活動指示・報告から組織に必要な情報を抽出する機能などが備わっており、営業組織力の向上、営業担当のワークスタイル革新、顧客満足度の向上の早期実現を支援できるという。

 また、営業チームのスケジュール管理と、Dynamics CRM 4.0が管理する営業報告・案件情報などをシームレスに連携させる「Webグループスケジューラ」オプションも利用可能になっている。さらにCSK Winは、最短1カ月での短期導入を行えるWinCRM on Demandの短期間導入支援サービスも提供するほか、IDCフロンティアのPaaS基盤を利用するため、一般的なSaaSでは対応不可能な個別カスタマイズなど、ユーザー固有の要件に柔軟に対応できるとしている。

 価格は、1ユーザーあたり8000円(税別)/月から。両社では、2009年度に1万ライセンスの販売を見込んでいる。




(石井 一志)

2009/5/20 15:30