大塚商会、目的別パッケージ「最初の一歩シリーズ」-Web会議やセキュリティ対策などを提供
株式会社大塚商会は5月25日、目的ごとに必要な要素をパッケージ化した「MSソリューション 最初の一歩シリーズ」を発表した。マイクロソフト株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)との協業によって提供されるソリューションで、販売は大塚商会が担当。5月26日より提供を開始する。
MSソリューション 最初の一歩シリーズは、3社の協業によって開設された「マイクロソフト ソリューションセンター」のノウハウをベースに、セキュリティ対策やWeb会議などに必要なITシステムを、必要な部分だけ提供するソリューション。最小限のIT投資で費用対効果の高いITシステムの実現を目指すという。
具体的には、SharePoint Server、SQL Serverなどマイクロソフトのソフトウェアと、日本HPのx86サーバー「HP ProLiant G6」、ストレージ「HP StorageWorks EVA」を組み合わせて利用する。小規模からの導入が可能なほか、必要に応じて全社・部門全体への展開も拡張できる設計を採用。また、目的や価格を分かりやすく明示しているため、どの機能がどのくらいの費用で導入できるのかを検討しやすくなっている。
ラインアップとしては、Web会議システムを構築する「最初の一歩 Office Communications Serverパック」、Excel集計ツールの設計・構築サービスである「最初の一歩 exDirectorパック」、SQL Serverの対障害性を高めるための「最初の一歩 SQL Server ディザスタリカバリーパック」など、新規導入向けに5種類を用意。このほか、既存サーバーを活用するメニューとして、Active Directoryを活用したセキュリティパッチ配信システムを構築する「最初の一歩 WSUS設計・構築パック」、セキュリティポリシー設計サービス「最初の一歩 グループポリシー設計パック」、ネットワーク検疫機能を提供する「最初の一歩 NAPスターターパック」も提供する。
価格は、最初の一歩 Office Communications Serverパックが91万円(税別)から、最初の一歩 exDirectorパックが202万円(同)から、最初の一歩 SQL Server ディザスタリカバリーパックが100万円(同)から、既存サーバーを活用するメニュー3種類はいずれも60万円(同)から。各パックとも、この料金以外にハードウェアの費用が必要となる。
なお大塚商会では、初年度100セットの販売を目標としている。
2009/5/25 11:32