企業単位のエネルギー管理が可能な「省エネ管太郎」、ASP方式で提供


 株式会社イーアンドイープラニングは5月25日、改正省エネ法に対応したエネルギー管理ソフト「省エネ管太郎」を発表した。

 省エネ管太郎は、事業場のエネルギー使用量集計と、その結果に基づく関連提出書類の作成を支援するソフト。ASP方式で運用されるのが特徴。改正省エネ法は、企業単位でのエネルギー合理化を義務づけるもので、年間エネルギー使用量が原油換算値で1500klを超える企業に対し、エネルギー使用量の報告を課している。ASP方式の省エネ管太郎では、各事業場のデータをインターネットを介して集計可能なため、全国に拠点が散らばる企業もWebブラウザを使って各事業場のデータを集計できる。

 集計機能としては、各事業場のエネルギー消費量の前年同月比較図、消費先別エネルギー消費割合などの分析データを見える化し、エネルギー管理をサポートする機能を搭載。エネルギー使用の合理性を判断する管理基準原案も自動作成してくれる。また年間エネルギー使用量が1500kl超となり、改正省エネ法にて「特定事業者」、あるいは「特定連鎖化事業者」の指定を受けた企業が提出する「中長期計画書」の作成に必要な、省エネ対策の選定と省エネ期待効果を算出する簡易診断機能も備えている。

 書類作成機能では、企業のエネルギー使用量を原油換算して記す「エネルギー使用状況届出書」、事業者名、エネルギー使用量、原単位、CO2排出量などのデータ・指標を記す「定期報告書」、ならびに「中長期計画書」を作成することができる。




(川島 弘之)

2009/5/25 12:24