HPCシステムズがワークステーション新製品、Xeon 5500番台を2基搭載


HPC5000-XN212TI

 HPCシステムズ株式会社は5月26日、2基のXeon 5500番台と最大48GBメモリを搭載するHPCワークステーション「HPC5000-XN212TI」を発表した。27日より販売開始している。

 HPC5000-XN212TIは、科学技術計算、CAE解析用のHPCワークステーション。クアッドコアのXeon 5500番台を2個、最大48GBメモリ、SATA HDDを6台搭載したのが特長。グラフィックカードも搭載でき、1台で高度な解析と解析結果の表示に対応するという。

 量子科学計算・バンド計算・流体解析・構造解析・ゲノム解析をはじめとする科学技術計算やCAE解析用に最適な製品を提供するため、あらためて筐体・HDD・メモリ・ネットワーク機器・各種カードなどの選定を行い最適化。併せて信頼性を評価するため、実際の運用での負荷を想定したアース試験、恒温槽による熱検証、各種カードの動作検証、HDD運用試験、メモリ長期運用試験、騒音測定などを行っている。これらにより初期不良をできる限り排除しているため、運用開始後の不具合発生を最小限に抑えられるとのこと。

 サイズは高さ452mm×幅235mm×奥行き483mm(突起物などのぞく)。電源容量は1000W、2CPU搭載時で最大470Wの消費電力で動作する。




(川島 弘之)

2009/5/29 12:41