日立、仮想化環境のモニタリングを強化した「JP1 Version 9」


 株式会社日立製作所(以下、日立)は6月2日、統合システム運用管理製品の新版「JP1 Version 9」を発表した。3日から販売開始する。

 新版では、「仮想環境のモニタリング」や「ジョブ管理」を強化した。

 前者では、従来のエージェント監視に加え、エージェントレス方式でサーバーを監視する「JP1/Performance Management-Remote Monitor」を製品化。稼働中の業務サーバーにエージェントを追加することなく、仮想化技術でサーバーを集約する前後の全体のリソース状況が把握可能になっている。

 また、物理サーバーと仮想マシンの構成情報を自動取得できるようにもなっており、仮想環境における物理・仮想の構成管理や監視画面への設定が迅速に行えるため、大規模な仮想環境でも運用負荷を低減できるという。仮想サーバーの動的な変更に対して自動的に検知する機能も、年内に搭載する予定。

 ジョブ管理については、全面刷新した新製品「JP1/Automatic Job Management System 3」を提供。システム管理者の役割に応じた監視画面が用意され、運用作業の分担が可能になった。また業務終了時刻を予測可能としたことで、優先的に処理すべき業務を予定時間内に終了させるため、リソースに余裕のあるほかのサーバーへ業務を移すなどの対処が可能になっている。このほか、ジョブスケジュール処理の多重化により、ジョブ起動性能を従来比10倍に向上するなど、パフォーマンス面での強化も図った。

 価格は、JP1/Performance Management-Remote Monitor for Platformが38万8500円から、JP1/Automatic Job Management System 3-Managerが39万9000円から。そのほか、統合コンソールのマネージャ機能を提供する「JP1/Integrated Management-Manager」が50万4000円から、サーバー稼働管理のマネージャ機能を提供する「JP1/Performance Management-Manager」が31万5000円から、など。




(川島 弘之)

2009/6/2 15:54