チェック・ポイントが「IPシリーズ」アプライアンスをリニューアル、Software Blade機能を搭載


IP 2455

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(以下、チェック・ポイント)は6月2日、セキュリティアプライアンス製品「IPシリーズ」の新ラインアップを発表した。同シリーズはもともとNokiaが提供していた製品群で、同社からCheck Pointへのセキュリティアプライアンス部門の事業譲渡を受け、国内ではチェック・ポイントから新たに提供される。

 今回発表されたIPシリーズは、旧Nokiaのハードウェアをベースにチェック・ポイントのセキュリティソフト「Check Point R70」を搭載するほか、処理を高速化するアクセラレーション・オブションと、インターフェイス・オプションを提供。最上位の「IP 2455」では、従来より20%以上向上した最大29Gbpsのファイアウォールスループットと、最大8GbpsのVPNスループットを提供可能という。

 さらに、チェック・ポイントが3月に発表した「Software Bladeアーキテクチャ」に基づいているのも特徴で、柔軟な機能拡張に対応。加えて、IPS(不正侵入防御)機能である「IPS Software Blade」を標準搭載する。IPSスループットは最大9Gbps。

 なお、以前はソフトとハードを別々に購入する形式だったが、新ラインアップではソフト、ハードを一括してチェック・ポイントが提供する形式に変更され、導入がしやすくなったとのことである。




(石井 一志)

2009/6/3 17:54