SSD向けの最適化機能を搭載したデフラグツール「Diskeeper 2009 with HyperFast」


 相栄電器株式会社は、SSD最適化に対応したWindows用デフラグツール「Diskeeper 2009 with HyperFast」のダウンロード販売を6月12日より開始すると発表した。既存の「Diskeeper 2009」ユーザーに向けたアドオンも提供する。通常製品の想定価格は5200円前後から、アドオンは2400円前後。

 Diskeeper 2009は、世界累計販売台数3500万本を超える実績を持つディスクデフラグツールで、今回のDiskeeper 2009 with HyperFastでは、Windows上で動作するSSDに最適化した技術「HyperFastテクノロジー」が搭載された。この新技術では、最適化された空きスペースを確保・維持し、ディスクコントローラーが連続した空き領域に書き込めるようにする。これによって、パフォーマンスが短時間で低下しやすいSSDであってもピークスピードを維持できるほか、書き込み回数の削減により、寿命の最大化も実現される。

 またHyperFastテクノロジーは、PCのCPUやメモリといった空きリソースを監視し、ほかのアプリケーションに影響を与えることなくデフラグを行える「InvisiTaskingテクノロジー」とも統合されているので、ユーザーが意識することなく、SSDのパフォーマンスと寿命を改善するという。

 なお相栄電器によれば、8GB SATA SSDでの検証では、シーケンシャルリードが5.9倍、シーケンシャルライトが19.5倍、ランダムリードが3.9倍、ランダムライトが9.0倍のパフォーマンス向上を記録したとのこと。

 製品は、Diskeeper 2009の各エディションにHyperFastが追加されたものと、既存のDiskeeper 2009ユーザーに向けたアドオンが用意される。価格はいずれもオープンだが、エントリー製品「Diskeeper 2009 Home with HyperFast」が5200円前後、サーバー向け「Diskeeper 2009 Server with HyperFast」が4万円前後になる見込み。またアドオンはいずれも2400円前後を想定している。




(石井 一志)

2009/6/12 11:00