通常のPCをHDビデオ会議システム化する「LifeSize Desktop」


 米LifeSize Communications(以下、LifeSize)は6月15日(米国時間)、通常のPCでHDビデオコミュニケーションを実現するスタンドアロン型のビデオ会議ソフト「LifeSize Desktop」を発表した。海外・国内ともに2009年第3四半期に出荷開始し、30日間の無償試用版もWebサイトからダウンロード提供する予定。国内では販売総代理店の株式会社日立ハイテクノロジーズが提供する。

 LifeSize Desktopは、通常のPCでHDビデオ会議を実現する製品。スタンドアロンのクライアントソフトとして提供され、市販のWebカメラが利用可能。場所や時間を問わず、仕事場、家庭や外出先など世界中どこからでもハイビジョンでのビデオコミュニケーションを可能とする。

 16:9のアスペクト比で、HDビデオ映像とエコーキャンセル機能付きのHD音声をサポート。CPUの占有率を低く設計することで、PC上で複数のアプリケーションを同時に実行させた場合でも利用できるという。また、遠隔地のユーザーは、企業のVPNやLifeSize Transitを介して、セキュアにNAT・ファイアウォール越えが可能なほか、ほかのSIP標準デスクトップや会議室のビデオコミュニケーションシステムとの相互接続も可能となっている。

 ライセンス体系としては、1/5/10/25/50/100といったシート数に応じたパッケージとして提供される。




(川島 弘之)

2009/6/16 16:50