日立システム、日本語スパムの検出に強いゲートウェイ製品を販売


 株式会社日立システムアンドサービス(以下、日立システム)は6月18日、アイマトリックス株式会社と販売代理店契約を締結。アイマトリックスが開発した国産の迷惑メール対策アプライアンス「マトリックススキャンAPEX」を、19日より販売すると発表した。

 マトリックススキャンAPEXは、メールサーバーの直前に設置することで、迷惑メールやウイルスメールを遮断してくれるアプライアンス製品。透過型の設置が可能なため、ネットワーク構成を変更せずに導入できるのが特長。IPレピュテーション、リアルタイムアンチスパム、リアルタイムアンチウイルス(オプション)など複数のフィルタ群によりスパム判定を行う。メールのスキャンはメモリ上で行いHDDにスプールしない構造により、高い信頼性と高速処理を実現。遮断されたメールはユーザーごとの隔離フォルダに保存され、ユーザー自身で確認できる。

 国産であり、かつ国内にスパム検出センターがあるため、日本語スパムを判別する能力に優れるのも特長という。

 価格は、100ユーザーで62万7900円から。

 日立システムでは、同製品の販売のほか事前検討、導入、研修、保守に関わるサービスを提供。事前検討サービスでは、実際に検証機器を顧客ネットワークに接続、送信されてくる迷惑メールの特性を調査し、その後、導入設計、運用設計、操作研修、保守対応まで一貫したソリューションを提供するという。同社では、これらサービスも含めた製品全体で、今後3年間に約300社への販売を目標とする。




(川島 弘之)

2009/6/19 18:22