インテック、ID統合管理ソフトがActive Directoryとの連携に対応


 株式会社インテックは7月6日、ID同期ソフトウェアの新版「結人(ゆいと) 1.3」と、ID統合ソフトウェアの新版「束人(そくと) 1.3」を発表した。7月13日より販売を開始する。

 結人と束人は、企業内に散在するさまざまなシステムにおいて、ID情報を統合管理するためのソフトウェア。日本企業に特有な役職の兼務、業務の引き継ぎ期間といった組織形態に対応するほか、日本独自の商習慣にも対応している。

 従来は、Webブラウザを利用した束人のユーザーメンテナンス画面からパスワードを変更すると、各システムへそれを同期させることが可能だったが、今回の新版では、オプションで提供される「PasswordAgent」機能により、Active Directory(AD)のパスワード情報との同期を新たにサポートした。

 具体的には、ADのドメインコントローラにPassword Agentをインストールすると、ADに接続されたユーザーがパスワード情報を変更した場合、それを結人/束人に取り込み、連携先の各システムへ自動同期する仕組み。これによって、Windows標準のパスワード変更機能を利用して、ほかの連携先システムのパスワードを、意識することなく変更可能になるという。




(石井 一志)

2009/7/6 16:25