蒼天、NSDのサーバーアクセス監視ツールをレンタル販売


 株式会社蒼天は7月8日、株式会社日本システムディベロップメント(以下、NSD)と提携し、同社のファイルサーバーアクセス監視ツール「File Server Audit」をレンタル販売すると発表した。併せて、蒼天のクライアント管理ツール「LogVillage 2.0」と組み合わせ、エージェントレスの内部統制ソリューションを提供する。

 File Server Auditは、ネットワークスイッチのポートミラーリング機能を利用し、クライアントPCからのファイルサーバーへのアクセスログを収集。過去ログの検索、不正が行われた場合のリアルタイムアラート通知、レポートなどを可能とする。完全なエージェントレスで、ファイルサーバーやクライアントPCに何かをインストールする必要はなく、OSを設定変更する必要もないのが特徴。

 今回の協業で蒼天は、File Server Auditのレンタル販売を開始する。蒼天はこれまでにも、主にエンジニアリング(CAD/CAE)、ソフトウェア開発、グラフィックス、大学・研究機関などの分野に対して、エージェントレスのクライアントPC管理ツールであるLogVillage2.0を提供してきた。こうした分野では、設計・開発・研究データなどの機密情報が含まれるファイルサーバーへのアクセス監視も求めらていたが、今回のNSDとの提携で、このニーズに応えられるとのこと。両製品ともエージェントレスが特徴なので、組み合わせることで、ユーザーに管理負担の少ない内部統制ソリューションが実現するという。

 なお、クライアント管理ツールに関しては、中小企業向けに「LogVillage2.0 SMB」として、PC50台で2万2000円/月からでレンタル販売済み。これに加えて、File Server Auditもレンタル販売することで、中小規模ユーザーでも必要最低限のコストで内部統制基盤を整備できるよう支援するとしている。

 File Server Auditのレンタル価格は、6万6600円/月。




(川島 弘之)

2009/7/8 17:55