ISP、ID統合管理ツール「LDAP Manager」のアプライアンス版
株式会社アイエスピー(以下、ISP)は7月9日、ID統合管理ツール「LDAP Manager」のアプライアンス版「Identity Management Station powered by LDAP Manager(以下、IMS LDAP Manager)」を発表した。同日より販売開始する。
LDAP Managerは、エクスジェンが開発した製品。LDAPサーバーをメタディレクトリとして配置し、そこに格納されたすべてのユーザー情報を連携先システムへ配布する。ユーザー情報を一元管理することで、アカウント管理やパスワード変更が1カ所のメンテナンス作業だけで済むため、管理負担が軽減されるのがメリット。
必要とされる機能に絞り込み低価格化したことが評価されているという同製品だが、ソフトウェア製品であるため、LDAP Manager用のハードウェアなどの選定・購入・構築が導入のハードルとなることもあった。そこで、国内で初めてLDAP Managerをアプライアンス化したのがIMS LDAP Managerだ。
導入期間の短縮や初期費用の削減が可能になるほか、仮想化技術によりLDAP ManagerとLDAPディレクトリサーバーを1台のマシン上で実現するため、省スペース化と運用コストの削減も可能という。
LDAP Managerの基本ライセンスと各種プラグインをプリインストールし、HDDの二重化による高い耐障害性を備える。電源の二重化などのオプションも用意するほか、本体を冗長構成にする場合は廉価なバックアップ版が利用可能。
価格は、500ユーザー版で460万円(税別)から。ISPでは、初年度3000万円、次年度5000万円の売り上げをめざす。別途、導入サービスパックも用意するほか、LDAPディレクトリサーバーのみを実装したアプライアンス製品「LDAP Directory Station」も同時に提供開始する。
2009/7/9 14:15