ぷらっとホーム、vSphereを利用する仮想化システム導入パッケージ


 ぷらっとホーム株式会社は7月9日、仮想化システムの導入に必要な製品をパッケージ化し、「仮想化ソリューションパッケージ」として提供を開始したと発表した。仮想化ソフトには、大規模インフラを動的かつ柔軟に統合管理するクラウドOS「VMware vSphere 4」を利用するほか、サーバーハードウェアにもクラウド運用を想定した製品を採用し、高い処理能力と運用性を実現するという。

 仮想化ソリューションパッケージは、クラウドOSのVMware vSphere 4と1Uラック型サーバー「CloudStation E」などを組み合わせ、柔軟性の高い仮想化環境を提供するソリューション。3台のCloudStation Eに仮想化環境を構築し、VMware vSphere 4のライセンスや、管理用のx86サーバーとあわせてパッケージ化した。

 ラインアップには、求める機能にあわせてVMware vSphere 4のライセンスが異なる3種類を用意する。もっとも安価な「VMwareエントリーパッケージ」では、中小規模向けの機能限定版「VMware vSphere 4 Essentials」を採用。サーバー台数の追加はできないものの、HAやデータリカバリをはじめとする機能を、迅速に導入できるという。

 「VMware vSphere 4 Standard」を採用する中位版の「VMwareスタンダードパッケージ」は、サーバー台数の増設に対応するパッケージ。HAや、ストレージ容量の仮想化機能「Thin Provisioning」などを利用できる。

 最上位版となる「VMware エンタープライズパッケージ」は、フル機能版である「VMware vSphere 4 Enterprise plus」を採用しており、大規模データセンターでの利用に最適。VMwareスタンダードパッケージが備える機能に加えて、VMotion、vShield Zonesといった、さまざまな機能を搭載している。

 いずれも、ストレージは標準では付属しないが、オプションでFC(ファイバチャネル)ストレージを提供可能。サポートは、ハードウェアのセンドバック保守(3年、初年度のみ地域限定でオンサイト対応)、ソフトウェアのメールサポート(初年度)、アップデート権(同)が標準で付属する。




(石井 一志)

2009/7/9 14:15