NECネクサとソニーが協業、SaaS型「奉行21」で新サービス


 NECネクサソリューションズ株式会社(以下、NECネクサ)は8月20日、ASP・SaaS型の中小向け基幹業務サービス「らくらくアウトソーシングパック for 奉行21」で新サービスを発表した。ソニー株式会社と協業して、同社のVPN環境を新接続方式として追加するほか、勤怠管理から給与計算までを一貫して月額費用で利用可能な勤怠管理サービスを提供する。

 両社の協業により、NECネクサのらくらくアウトソーシングパック for 奉行21の新接続方式として、ソニーの法人向けITソリューションサービス「bit-drive」が提供するVPNを追加。これにより、複数の接続方式の中から選択して利用することが可能となる。

 同時に既存の勘定奉行・商蔵奉行に加え、「給与奉行」をサービスに追加。bit-driveのFeliCaによる勤怠管理システム「インターネットタイムレコーダー」との連携も実現し、勤怠管理から給与計算まで一貫して月額費用で利用できるようにする。

 NECネクサでは今後3年間に、らくらくアウトソーシングパック for 奉行21全体で1000社の販売を見込む。

 一方のソニーは9月下旬より、勘定奉行・給与奉行・商蔵奉行などを含んだ「基幹業務パッケージ“奉行21”」を、bit-driveで提供するクラウドサービス「マネージドイントラネット」のサービスに追加し、アプリケーションラインアップの拡充を図る。

 価格は、勘定奉行が8万3000円(税別)から、給与奉行が9万2000円(同)から、商蔵奉行が9万5000円(同)から。いずれも3ユーザーからの基本利用料となり、このほかマネージドイントラネットの利用料が必要。




(川島 弘之)

2009/8/21 12:21