デバイス制御ソフト「DeviceLock」、ファイルタイプごとのルール設定が可能に


 株式会社ラネクシーは8月25日、デバイス制御ソフトウェアの新版「DeviceLock V6.4」を9月18日より販売開始すると発表した。

 DeviceLockは、米DeviceLockが開発したデバイス制御ソフトウェア。USBメモリや書き込み対応光学ドライブ、FDD、IEEE 1394ポート、無線LANなどの制御機能をはじめ、メール/IM/FTPなどの通信を記録する機能、外部メディアやプリンタに出力されたファイル/イメージをコピーするシャドウイング機能などを備えており、外部への情報漏えいリスクを減少させることができる。また利便性を損なわないよう、一時的にデバイスを使用可能にする一時ホワイトリスト機能、特定のデバイスのみを制限から除外するホワイトリスト機能も備えている。

 新版ではこれらの機能に加え、ファイルタイプに応じてアクセスやシャドウイングの可否を指定する「コンテンツ認識ルール」機能が追加された。ファイルタイプの識別は拡張子によらないため、拡張子が変更されても効果があるという。さらに、シャドウイングされたデータや監査ログを保存するオプション「DeviceLock Enterprise Server」に蓄積されたログに基づき、レポートを作成する機能を追加。このほか、社内ネットワークや指定されたDeviceLock Enterprise Server、Active Directoryドメインに接続中の場合と、切り離された場合で、それぞれ異なるセキュリティポリシーを定義できるようになった。

 また、SafeDiskとの連携が追加されたことで、SafeDiskで暗号化されたリムーバブルメディアを検知し、そこにのみ書き込みを許可する、といった制御も行えるようになっている。

 1ライセンスあたりの価格は、1~24ライセンスの場合で製品本体が6000円(税別)、保守が1200円(同)。ボリュームディスカウントが適用されるため、ユーザー数が増えると価格が割引され、例えば25~49ライセンスの場合、製品本体が5500円(同)、保守が1100円(同)、1000~1999ライセンスの場合は製品本体が3000円(同)、保守が600円となっている。




(石井 一志)

2009/8/25 17:42