リコー、部品リユース率80%のモノクロ複合機-45枚機など2機種
imagio Neo 453RC モデル75(プリンタ・スキャナ標準搭載モデル) |
株式会社リコーは8月26日、デジタルモノクロ複合機の新製品として、「imagio Neo 453RC/353RCシリーズ」の2シリーズ4モデルを発表した。価格はオープンで、9月3日の発売予定。
印刷速度は、453RCシリーズが45枚/分、353RCシリーズが35枚/分。いずれも使用済みの「imagio Neo 453/353シリーズ」(2005年6月発売)を回収し、再生処理を行った「リコンディショニング(RC)機」となる。リユース部品の使用率は平均80%(質量比)で、製造時のCO2排出量は、新造機であった453/353シリーズ比で約82%削減。さらにライフサイクル全体におけるCO2排出量も、453RCシリーズで約26%、353RCシリーズで約34%削減し、環境負荷を大幅に低減している。
リコー独自の技術「QSU」を搭載し、主電源を入れてからのウォームアップタイムは12.5秒、省エネモード時からの復帰時間は10秒を実現している。このため、急ぎのコピー時でも、生産性を落とすことなく機器の使用が可能。また用紙節約のためには、複数枚の原稿を1枚にまとめてコピーできる「集約コピー機能」を搭載。この機能を使えば、1面に最大8枚の原稿を集約できるほか、自動両面機能を組み合わせることで、用紙の使用量を最大1/16に抑えられるという。
セキュリティ機能としては、「不正コピー抑止地紋印刷機能」を搭載。プリント出力時に用紙全体に特殊な地紋を埋め込んで印刷し、その原稿をコピーすると「コピー禁止」などのけん制文字を浮き上がらせることが可能。また、コピー/FAX/プリンタ/スキャナの各機能について、登録ユーザーごとに利用制限をかけることができ、管理者が利用状況を把握することで、セキュリティ効果とランニングコスト抑制が見込めるという。
2009/8/26 17:34