日立ソフト、月額で「Ruby on Rails」の学習環境を提供


 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)は9月3日、「Ruby on Rails学習環境提供サービス」を発表した。9月7日より提供開始する。

 同サービスは、Webアプリケーションフレームワークである「Ruby on Rails」の学習環境を、必要な時に必要なだけ月額で利用できるサービス。Ruby on Railsによるシステム開発を検討している企業などに向けて、開発手法ガイドラインや演習問題といった実践型学習教材と、Ruby on Railsの実行環境を提供する。

 Ruby on Railsは、オブジェクト指向スクリプト言語の「Ruby」を用いて構築されたWebアプリケーションフレームワークで、Webアプリケーション開発を大幅に効率できるとして注目されている。しかし、RubyおよびRuby on Railsを動作させるには前提ソフトウェア群の環境構築が必要となり、企業が自前で準備するのはハードルが高いという。

 そこで新サービスでは、Ruby on Railsの実行環境やデータベースなど関連ソフトウェアの設定、ソフトウェア構成管理ツールを提供。加えてサンプルプログラム、日立ソフト独自の開発ガイドやチュートリアルなどを統合して提供することで、サービス利用開始からすぐにRuby on Railsの学習と実践演習を可能としている。

 提供方式は、同社の「SecureOnline統制IT基盤提供サービス」によるオンデマンドのPaaS(Platform as a Service)形態。このため、サーバーの調達費用や資産管理を気にせずに済むのも特徴という。




(川島 弘之)

2009/9/4 13:09