NTTデータ、ケータイ版OTPソフトトークンに新ラインアップ


 株式会社NTTデータは9月18日、ワンタイムパスワード(OTP)認証の携帯電話版ソフトトークン「BizEmotion-OTP Enterprise Edition」の新ラインアップに、認証サーバーアプライアンス製品「RSA SecurID Appliance」を追加すると発表した。ソフトトークンとのセット製品として、同日より販売を開始する。

 携帯電話版ソフトトークンは、従来のハードウェアトークンと比べ、簡易に短期間で導入できるのがメリット。これに加えて今回のRSA SecurID Applianceでは、ユーザーが個別にサーバーを準備する必要もなくなり、さらなる効率化が図れるという。ファイアウォールやVPNルータなどのネットワーク機器がSecurIDに対応していれば設定もシンプルに行えるほか、RSA SecurID Applianceではレプリカモデルも用意されるので、サーバーの二重化構成も容易という。

 これらをセット販売することで、OTP認証システムの短期導入を支援。インフルエンザなどで緊急に在宅勤務を行う必要がある場合のセキュリティ対策として訴求する。小規模オフィスや事業所単位で導入しやすいように、100人以下、250人以下の利用者向けメニューを用意している。

 価格は、アプライアンス+100ユーザー版が250万円(税別)から、アプライアンス+250ユーザー版が500万円(同)から。

 NTTデータでは、2009年度50社へ導入し、1億円の売り上げをめざす。




(川島 弘之)

2009/9/18 17:12