大塚商会、ソフトベンダー16社と仮想環境で動作検証
株式会社大塚商会は9月28日、ソフトベンダー16社と協業し、基幹系・情報系アプリケーションの仮想環境における動作確認を実施したと発表した。各分野のベンダーが一堂に会しての動作確認は業界初という。なお、動作確認の取れたアプリケーションは、大塚商会が提供する仮想化サーバー「1台2役サーバパック」と組み合わせて提供する方針。
仮想化技術は多くのメリットをもたらす一方で、アプリケーションの動作確認を行う必要があるのが課題だ。大塚商会では、導入企業が自由に仮想環境でアプリケーションの動作を確認できる「仮想化オープンラボ」を無償で公開してきたが、動作確認をさらに進めるため、ソフトベンダーも利用できるようにした。
今回、動作確認が行われたベンダーおよび製品名は以下の通り。
- アマノ 「TimePro-XG」
- NIコンサル 「顧客創造日報シリーズ」
- OSK 「SMILE BS」
- OBC 「奉行V ERP」
- PCA 「PCA Dream21」
- MOTEX 「Lan Scope Cat6」
- クオリティ 「QAW/QND Plus」
- sky 「SKY SEA Client View」
- シマンテック 「Symantec Backup Exec」
- 日本CA 「CA ARCserve Backup」
- バックボーン・ソフト 「NetVault Backup」
- OSK 「eValue NS」
- サイボウズ 「サイボウズOffice 8」
- シトリックス 「Citrix XenApp」
- 日本IBM 「IBM Lotus Notes/Domino 8」
- シマンテック 「Symantec Endpoint Protection 11.0」
- デジタルアーツ 「i-FILTER」「m-FILTER」
- トレンドマイクロ 「Trendmicro Client/Server Suite Premium」
動作確認環境のハードには、1台2役サーバパック(NEC Express5800/120Ei)、Xeon X5450(3GHz)×2個を使用。ソフトは、ホストOSにWindows Server 2008、仮想化ソフトにWindows Server 2008 Hyper-V、ゲストOSにWindows Server 2003を使用した。
大塚商会では今後も、各種アプリケーションの動作確認を希望するソフトベンダーに仮想化オープンラボを公開し、確認済みのラインアップを増やす予定。各種の仮想化関連サービス&サポートに反映し、総合的な提案を行うとしている。
2009/9/28 15:48