ブランドダイアログ、遊休PCの能力をグリッド化する企業向けサービス


 ブランドダイアログ株式会社は10月6日、「エンタープライズ版 GRIDY forプライベートクラウド」と「有償版SaaS型クラウド・グループウェア GRIDY」の正式販売を開始したと発表した。

 エンタープライズ版 GRIDY for プライベートクラウドは、企業内の遊休PCの能力をネットワークを通じてクラウド化する製品。同社独自のグリッド技術「プロモーショナルグリッド」を用いたもので、遊休PCのCPUやHDDを資源化し、ファイルサーバーなどの仮想ストレージとして利用できるのが特長。また、最短5営業日でクラウド環境が構築できるのも特長となっている。価格は、ソフトウェアライセンスの初期費用が30万円から、年間ライセンスが月額50万円から。

 有償版SaaS型クラウド・グループウェア GRIDYは、ユーザー数無制限で利用可能なグループウェア。もともとGRIDYは、同社が展開するグリットネットワーク(遊休PCを利用して仮想スーパーコンピュータを構築するグリッド技術)に対し、企業内の遊休PCのCPU/HDDを提供する代わりに無償で利用できるグループウェアだが、ミドルウェアインストールが困難な企業に対して有償で利用できるようにしたのが今回の有償版。利用するストレージ容量に応じた価格設定となっており、利用者合計で1GBの場合で月額2000円、24カ月以降は1GBで月額1000円。契約は1年以上から。





(福浦 一広)

2009/10/6 14:00