米Teradata、超高速のDWHハードウェア発表-初のSSD対応


Teradata Extreme Performance Appliance 4555

 米Teradataは10月19日(現地時間)、ワシントンDCで開催中のPARTNERS 2009にて、最新のDWH(データウェアハウス)プラットフォーム「Teradata Extreme Performance Appliance 4555(以下、4555)」を発表した。2010年第1四半期より販売を開始する。

 4555は、同社製品で初めてSSDをサポートした製品。超高速のデータ分析が可能で、従来製品より150倍のパフォーマンスを実現。また、HDDベースで行っていたのと同等のデータ処理を、50%のエネルギー、7%のスペースで実現できるため、データセンターのコスト削減に貢献する。

 300GBのエンタープライズSSDを搭載可能。ユーザーデータ容量はキャビネットあたり9TB、最大で24TBまでスケールする。OSにはSUSE Linux、CPUにはクアッドコアXeonを採用した。

 また最新のTeradata 13.0を搭載し、ストレージ仮想化技術「Teradata Virtual Storage」に対応する。SSD/HDDの混在が可能で、アクセス頻度の高いデータ「Hot Data」をSSDに、頻度の低いデータ「Cold Data」をHDDに格納するなど運用効率の向上も可能となっている。

 用途としては、eコマースにおけるユーザー行動に基づいた広告配置、旅行・運送業における急なルート変更、テレコムにおける疑わしいWebトラフィックの検知など、高速性を生かしたリアルタイム分析に向くとしている。

主な特徴主なスペックハードウェアラインアップ





(川島 弘之)

2009/10/20 12:30