ミラポイント、リモートバックアップなどを追加したアーカイブ製品向け新OS


 ミラポイントジャパン株式会社(ミラポイント)は10月22日、メールアーカイブアプライアンス「Mirapoint RazorSafeシリーズ」向けの最新OS、「同 v4.3」を発表した。同シリーズの全4モデルに搭載され、11月11日より出荷を開始する。

 RazorSafeは、メールアーカイブに特化したアプライアンスサーバー。POP/IMAPインターフェイスでメールボックスにアクセスし、バックグラウンドでアーカイブを行えるため、SMTP経路の変更を必要とせず、システムパフォーマンスに大きな影響を与えずにバックアップを行える特徴を持つ。

 今回のOS新版では、ディザスタリカバリに有効なリモートバックアップ機能を搭載した。この機能では、メールデータだけでなくインデックスもバックアップできるので、リストア時にインデックスを再度作成する必要がなく、迅速な復旧を可能にするという。また、差分データと全体データの統合を自動化する「インテリジェントバックアップ」により、管理者はバックアップスケジュールを設定するだけで、リモートバックアップとリストアを実行できるとのこと。

 さらに、RAIDアレイ、ファイルシステムの空き容量、メールサーバーの通信状況など、主なサブシステムとプロセスに関するステータスを監視するヘルスチェック機能の強化、SNMPによるモニタリングのサポート、外部からのSSH接続への対応といった改良も行われている。

 新OSを搭載したアプライアンスの価格は、「RazorSafe 150」の場合で346万5000円(税別)から。




(石井 一志)

2009/10/22 15:32