ハイパーギア、企業内文書を安全に携帯できる電子ペーパー端末


電子ペーパー端末

 株式会社ハイパーギアは10月29日、電子ペーパー端末を利用して企業内の文書を安全に携帯できる「HGSEALEDリーダーセキュア電子文書ソリューション」を開発したと発表した。12月下旬より出荷を開始する。

 同ソリューションは、自社内の文書を電子ペーパー端末で閲覧可能な形式に変換、暗号化し、社外でも安全に閲覧可能にするもの。6型のeInk製ディスプレイを使用し、解像度は600×800、重さは180g。ノートPCよりも手軽に持ち歩けて、数千ページ以上の文書をモノクロで閲覧できるという。

 文書の変換には専用ソフトを使用。PCの監視フォルダに変換したいファイルを入れるだけで、自動的に電子ペーパー端末で読める形式に変換する。暗号化は個別の電子ペーパー端末ごとに行い、パスワードによる閲覧制限もサポートするため、万が一のファイル漏えい時もほかの電子ペーパー端末やPCで読まれる心配がないという。

 電子ペーパー端末2台と変換ソフト1式のスターターキットの価格が9万5000円(税別)、追加電子ペーパー端末1台の価格が3万9800円(同)。





(川島 弘之)

2009/10/29 16:49