住電情報、「楽々FrameworkII」のライセンス体系を大幅改訂
住友電工情報システム株式会社(住電情報)は11月12日、Webアプリケーション開発基盤「楽々FrameworkII」のライセンス体系を大幅改訂すると発表した。小規模スタート用ライセンスやワークフロー開発ライセンスなどを追加する。12月15日より適用開始。
楽々FrameworkIIは、業務システム開発のためのWebアプリケーション開発基盤。今回、より多くのシステム開発で利用できるよう、ライセンス体系を大幅に改訂し、ユーザーライセンス方式の開発ライセンスやワークフロー開発ライセンスなどを追加する。これにより、まずは小規模案件に楽々FrameworkIIを適用し、段階的に範囲を拡大するといった運用が実現するという。
追加されたのは、「ユーザーライセンス方式の開発ライセンス」「ワークフロー開発ライセンス」「検証ライセンス」「開発パートナー支援ライセンス・プログラム」。
ユーザーライセンス方式の開発ライセンスは、従来のサーバーライセンス方式に加えて、楽々FrameworkII開発環境をクライアントPCにインストールして利用できるもの。価格は60万円/ユーザー。
ワークフロー開発ライセンスは、同社のWebワークフロー製品「楽々WorkflowII」を使用する基幹システムを開発できるライセンス。従来より、楽々FrameworkIIと楽々WorkflowIIの連携は可能だったが、今回の新ライセンスにより低コストでの開発が可能となる。価格は100万円/サーバー。
検証ライセンスは、開発や本番運用ではなく、動作確認テスト専用のサーバーに適用できるライセンス。こちらも低コスト化を実現するもので、Windows/Linuxの場合、60万円/サーバーで利用可能となる。
開発パートナー支援ライセンス・プログラムは、楽々FrameworkIIで開発を行うパートナー向けの新ライセンス体系。価格などの具体的な内容を、開発パートナーの事情に合わせてアレンジするのが特徴という。
2009/11/12 12:18