ぷらっとホーム、プライベートクラウド環境を迅速に導入可能なソリューション


 ぷらっとホーム株式会社は11月27日、プライベートクラウド(エンタープライズクラウド)環境の迅速な導入を実現する「プライベートクラウドソリューションパッケージ」を販売開始すると発表した。

 同パッケージは、ユーザーがプライベートクラウドを迅速に導入できるよう、ハードウェア、ソフトウェア、構築サービスを一括して提供するソリューション。仮想化サーバーとして利用するハードウェアやハイパーバイザーに加え、運用管理ツールもすべて設定済みで納入するため、プライベートクラウド環境をすぐに運用開始できるという。

 ラインアップとしては、VMware ESXiとCentOSを用いる「基本プラン1」と、VMware vSphere、vCenter、Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform 5を用いる「基本プラン2」を用意する。いずれも、物理サーバーとして高効率の1Uサーバー「CloudStation E」を採用するほか、マイクロサーバーの「OpenBlockS 600」に、管理ツール「Hinemos Light」と、NTTデータが開発した「VM管理オプション」を搭載し、全体の管理を行うとのこと。ゲストOSの変更や構成の変更など、さまざまな要望にも柔軟に対応するとしている。

 価格は、基本プラン1が148万円から、基本プラン2が300万円から。いずれも、5つのゲストOS環境を提供する。

 なおこのパッケージは、仮想化分野におけるNTTデータとの協業によって実現したもので、ぷらっとホームが技術開発、パッケージング、製品化、コンサルティングを含めた販売を担当。NTTデータが、HinemosとVM管理オプションを含めたパッケージ開発と技術サポートを実施する。




(石井 一志)

2009/11/27 16:59