いいじゃんネットとオーシャンブリッジ、社外からの文書アクセスで協業


 株式会社いいじゃんネットと株式会社オーシャンブリッジは12月4日、社内のファイルサーバーを社外から利用可能にするモバイルアクセスソリューションで協業すると発表。いいじゃんネットのモバイルソリューション「CACHATTO」と、オーシャンブリッジの文書共有システム「Net-It Central」を連携させる。

 CACHATTOは、携帯電話・スマートフォン・ノートPCなどのモバイル端末から、社内メールやグループウェアを安全に利用可能にするソリューション。一方のNet-It Centralは、ファイルサーバーに保存されたさまざまなファイルを、フォルダ階層構造も含めて自動的に社内ポータルに公開する文書共有システム。

 両者の連携で、社内ファイルサーバーの各種ファイルへの社外アクセスが可能になる。各種ファイルは、Net-It Centralにより表示専用のCDLデータに変換され、社内ポータルに公開。専用ブラウザ「CACHATTO SecureBrowser」に組み込まれるファイルビューワ「Brava!」で閲覧できる。モバイル端末には表示専用のCDLデータしかダウンロードされず、利用後は完全に削除するため、情報漏えいリスクも少ない。また、CDLデータはファイルをページ単位とした軽量なものなので、回線速度の限られたモバイルでも高速に表示が可能。CACHATTOのメールサーバーやグループウェアとの連携機能と組み合わせることで、社外からメールの送受信やスケジュールの確認・編集、ファイルサーバー上のファイル閲覧が実現するという。

 両社は協業活動の第一弾として、同ソリューションの紹介セミナーを実施。その後、パートナー各社の協力を得ながら、マーケティングや営業を共同展開し、2010年3月末までに10社への導入をめざす。

CACHATTOとNet-It Central連携イメージ





(川島 弘之)

2009/12/4 12:00