MSYS、日本CAのITインフラ運用管理ソフトを販売開始
丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)は12月7日、日本CA株式会社のITインフラ運用管理ソフト3製品を販売開始した。
取り扱うのは、ITインフラで発生した障害原因をリアルタイムに分析する「CA Spectrum 英語版」、Webアプリケーションの稼働状況情報をリアルタイムに通知する「CA Wily」、およびOracle Databaseから高速にデータを抽出する「CA FUO」の3製品。
CA Spectrumは、ITインフラ上の状態管理や資産管理が可能なソフトで、ネットワーク装置、サーバーや端末、アプリケーションサービスの相関関係、関係変化をリアルタイムに検出。各装置から送られてくる設定や、動作に関する情報と併せて分析することで、障害発生時に優先対処個所を特定するという。価格は、監視対象無制限の標準機能版で720万円(税別)から。
CA Wilyは、複数のWebアプリケーションを一元管理し、性能改善や障害対策に必要な情報を提供するソフト。リアルタイムにアプリケーションの動作状況を監視するため、エンドユーザーに影響が出る前に問題を把握可能。アプリケーション内部の動きを詳細に可視化するため、開発段階における問題解決にも役立つという。価格は、120万円(税別)から。
CA FUOは、Oracle Databaseからさまざまな形式でデータを抽出するソフト。データベースのバックアップや他システムへのデータ受け渡しなどで、Oracle Databaseの標準機能より迅速にデータを抽出することが可能という。価格は、50万9000円(税別)から。
同社では、3製品の販売および周辺サービスの提供を通じて、初年度3億円の売り上げを計画する。
2009/12/7 16:45