ITフロンティア、ストレージ最適化ソリューションを提供


 株式会社アイ・ティ・フロンティア(ITフロンティア)は12月8日、ファイルストレージ最適化ソリューションを提供すると発表した。

 昨今、ファイルデータの増加により、ストレージコストなどが問題視されている。同ソリューションは、環境調査でストレージにかかわる課題を可視化し、F5ジャパンのファイルストレージ最適化スイッチ「F5 ARX」などの導入により解決する。

 同製品は、ファイルの利用頻度・種類・サイズなどの任意の項目に基づいてファイルの重要度を判断し、自動的に最適なストレージ群へ保管するもの。重要度の低いファイルは安価で大容量なストレージ群に自動配置するなどが可能。データ移行のプロセスは自動化され、ストレージのリプレースや増設時にシステムを停止することなく、安全にデータを移行できるという。また、ファイルの書き込みを自動的に分散するため、パフォーマンスを向上させるほか、ファイルサーバー使用率の均一化も実現する。

 製品導入だけで解決できない課題については、オプションとして運用サービスやハウジングサービスも提供。前者ではITフロンティアが遠隔より、ファイルストレージの死活監視、容量管理、バックアップなどを行う。

 価格は、F5 ARXが470万円より(設置・構築費含む)。環境調査や運用サービスの費用は別途必要。なお、F5 ARX以外にも同様の他製品がある場合には順次提案可能とし、ベンダーフリーのソリューションとして提供していく方針。





(川島 弘之)

2009/12/8 11:39