デル、10GbE対応のiSCSIストレージ2製品－ネットワークスイッチも

　デル株式会社は12月15日、10Gigabit Ethernet（10GbE）対応のIP-SANストレージと、ネットワークスイッチ「Dell PowerConnect 8024F」を発表した。ストレージでは、「Dell EqualLogic PS6000シリーズ」において、10GbEポートを搭載した「同 PS6010E」「同 PS6510E」を、同日より順次販売する。

Dell EqualLogic PS6510E	Dell PowerConnect 8024F

　iSCSIストレージのDell EqualLogic製品群は、独自のストレージ仮想化機能により、複数のストレージアレイをまとめて1つのグループとして運用できる特徴を持つ。今回提供されるPS6010E/PS6510Eでは、従来の特徴はそのままに、10GbEポートの搭載によって、ポートあたり最大10倍、アレイあたりでも最大2.5倍の帯域幅を実現。より帯域幅が必要とされる、データベースアプリケーション、ビデオストリーミング、HPCなどにおいても高いパフォーマンスを発揮できるという。また今回は同時に、新ファームウェアの「バージョン4.3」も発表され、ストレージグループあたりの最大容量が、これまでの115.2TBから460TB以上に拡張されたとのこと。

　価格は、PS6010Eが600万3900円から、PS6510Eが1607万1300円からで、発売はそれぞれ12月15日、2010年1月末。

　また、これらの製品のインフラとして利用できるネットワークスイッチでは、デル初の1Uサイズ10GbEスイッチ、Dell PowerConnect 8024Fが発表された。SFP＋を24ポート備えるほか、うち4ポート分が10GBASE-Tとのコンボ仕様になっている。12月中の発売を予定するが、価格は現時点では未定。

　このほか、サーバー側のインターフェイスとしては、CEE/FCoE対応のデュアルポート統合ネットワークアダプタ（CNA）、ブレードサーバー用メザニンカードも、2010年1月より提供される予定としている。