NTTデータと網屋、SplunkとALogコンバータを連携させたログ管理ソリューション

　株式会社エヌ・ティ・ティ・データ（以下、NTTデータ）と株式会社網屋は1月6日、ログ管理ソリューションを共同開発したと発表した。NTTデータが販売する米Splunkのログ管理ツール「Splunk」と、網屋のサーバーアクセスログ監査ツール「ALogコンバータ」を連携させ、ALogコンバータの導入企業が迅速にSplunkを導入できるようにする。

　NTTデータが取り扱うSplunkは、システムが出力するログやエラーメッセージなど、あらゆる種類のデータを取り込み、検索や分析を行えるようにするソフトウェア。一方のALogコンバータは、エージェントレスでサーバーへのアクセスログを管理収集・管理できるソフトウェア。今回の連携ソリューションでは、Splunkのファイル・ディレクトリ監視機能を用いて、ALogコンバータが収集・分析・変換したログを自動的に取り込み、Splunk上でより多角的な分析・レポーティングを行えるようにする。また、ネットワーク機器から出力されるログや各種システムの認証・操作ログなどを統合した、横断的な検索や分析、レポーティングも可能になるとのこと。

　なおこのソリューションは、Splunkのオプションとして2010年度より販売が開始される予定。NTTデータでは同年度末までに、30億円強の国内ログ管理ソリューション市場のうち、10％のシェア獲得を目指すほか、網屋でも、ALogコンバータの導入企業を1500社以上に拡大するとしている。