CTCSPとノベル、PlateSpin製品を活用したOS混在環境でのサーバー仮想化サービス
シーティーシー・エスピー株式会社(以下、CTCSP)とノベル株式会社は2月1日、OS混在環境でのサーバー仮想化サービス提供で協業すると発表した。CTCSPは現在、製品に依存しない、顧客の業務要望に添ったサービス体系「Smart Zero-One」を提供しているが、今回はノベルのデータセンター向け運用・仮想化管理製品「PlateSpin」を活用し、「システム状況把握からプランニング」「データ移行」「データ保護」の3分野で、サービスを提供する。
CTCSPが提供するサービスは、大きく3つ。1つ目は、OS混在環境下での「データ収集・解析・プランニングサービス」で、サーバーの負荷状況、稼働状況などを収集して、OS混在環境下でのサーバー仮想化、オーバーヘッドを考慮した最適なマイグレーションのプランニングなどを提供する。対応するプラットフォームはWindows、Linux、Solarisで、価格は25万円から。アプリケーションは「PlateSpin Recon」を利用する。
2つ目の「データ移行サービス」では、OS混在環境下での物理・仮想・イメージ間のサーバーマイグレーションを提供する。P2V(物理 to 仮想)、P2P(物理 to 物理)、V2V(仮想 to 仮想)の各移行パターンに対応し、OS・仮想化環境は、Windows、Linux、Solarisと、VMware、Hyper-V、Xenをサポートする。価格は25万円から。アプリケーションは「PlateSpin Migrate」を利用する。
最後の「データ保護サービス」は、仮想環境下でのローカルのデータ保護と、災害対策(ディザスタリカバリ:DR)関連サービスを提供する。前者は、ファイル、メール、データベースなどのアプリケーションに対応し、価格は20万円から。
後者では、災害対策のコンサルティング、導入サービスなどを提供する。ラインアップとして、ヒアリング、DR診断、設計、導入支援などを含む「DRコンサルティングサービスパック」と、実装、運用確認、運用教育などを含む「DR導入サービスパック」が用意された。価格はそれぞれ80万円から、50万円から。「データ保護サービス」では「PlateSpin Protect」を利用している。
2010/2/1 15:26