NRIセキュア、情報資産の識別・整理ソフト「SecureCube/Labeling」サーバー版
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は2月17日、電子ファイルを重要度別に識別・整理するソフトウェア「SecureCube/Labeling」において、サーバー向け製品「同 Enterprise」の販売と、クライアントPC向け製品「同 Personal」の有償サポートを、同日より開始すると発表した。
SecureCube/Labelingは、電子ファイルなどの情報資産を管理するためのソフトウェア。ファイルに「重要」「社外秘」などのラベルを付けることで、容易にファイルを整理・識別できるようになる。同社では、2009年10月より、クライアントPC向けのSecureCube/Labeling Personalを無償配布しており、今回提供を開始するSecureCube/Labeling Enterpriseとあわせて利用することにより、全社レベルでの統合管理が可能になるという。
そのSecureCube/Labeling Enterpriseでは、エンドユーザーが同 Personalを使って識別・整理した情報資産を収集し、エンドユーザーによって付与された重要度別のラベル情報を整理することで、情報資産管理台帳を作成することが可能になる。また、付与するラベルのポリシーをすべてのユーザーに強制できる仕組みにより、全社でルールを統一して運用可能とした。加えて、ラベルを付与したログ、重要資産ファイルの利用ログ、印刷履歴ログ、ラベル重要度の変更ログの取得や、重要資産に対するアクセスランキングの検索も行える。
料金はユーザー数に応じて課金され、1ユーザーあたりの価格例は、499ユーザーまでが4000円(税別)/年、500~999ユーザーが3500円(税別)/年、1万ユーザー以上が1500円(税別)/年、などとなっている。
一方のSecureCube/Labeling Personalについては、問い合わせなどに対応する、年間契約での有償サポートを提供する。料金は、ライセンス数の範囲に応じて設定された一定額を支払う方式で、例えば99ユーザーまでが5万円(税別)/年、100~499ユーザーが25万円(同)/年、500~999ユーザーが60万円(同)/年、それ以上は個別見積もり。
なおNRIセキュアではSecureCube/Labelingの売り上げとして、2010年度は2億円を見込んでいる。
2010/2/17 12:31