エフセキュア、スパム対策機能も備えたExchange Server向けウイルス対策ソフト


 エフセキュア株式会社は3月11日、Exchange Server向けのセキュリティソフトウェア「エフセキュア アンチウイルス Microsoft Exchange」を発表した。4月1日より販売を開始する。

 エフセキュア アンチウイルス Microsoft Exchangeは、Exchange Server環境向けに提供されるゲートウェイ型のセキュリティソフトウェア。ウイルス対策、スパイウェア対策、迷惑メール(スパム)対策とメールフィルタリングの機能を備え、送受信されるメールを、添付ファイルを含めてリアルタイムにスキャンすることができる。

 また、Exchange Serverの情報共有機能「パブリック・フォルダ」で共有しているファイルのスキャンも可能。スパム対策機能は、メール本文やメールトラフィックのパターン検出技術も応用され、メール本文やメール形式、言語に依存しないセキュリティ機能を提供するという。

 対応するバージョンはExchange Server 2010/2007/2003で、クラスタ構成にも対応可能。設定は日本語に対応したWeb GUIから行え、Windows Server向けウイルス対策ソフトウェア「エフセキュア アンチウイルス Windowsサーバ Ver9.00」との同時インストールもサポートしている。

 価格は、ユーザー数に応じたボリュームディスカウント制を採用した。一例として、100~249ユーザーでは2440円/ユーザー、250~499ユーザーでは2150円/ユーザー、5000~9999ユーザーでは1010円/ユーザー、など。他社製品からの乗り換えユーザー向け割引価格や、教育・医療・介護機関向けの割引価格も設定されている。




(石井 一志)

2010/3/11 14:03