日立情報、「モジュール型データセンタ」構築・運用サービス


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は3月12日、地球温暖化防止への取り組みを支援する環境データセンターサービス「eCOOL」にて、地球環境に配慮したデータセンターの構築・運用サービスを発表した。3月末より提供する。

 同社は2007年より「環境データセンタ構想」を推進し、地球環境に配慮したITサービスのノウハウを蓄積してきた。一方で2009年には、日立の「モジュール型データセンタ」を活用したモデルセンターを自社の湘南センター内に構築し、省電力・省スペース化に向けた実証実験を行ってきた。これらの経験とノウハウを生かし、顧客のオフィス内に「モジュール型データセンタ」を構築するのが今回のサービス。

 サービス内容は、既存環境の調査や設置場所の検討を行う「環境診断クリニックサービス」、モジュール型データセンタを短期間で構築する「設計・構築サービス」、独自の遠隔システムで運用する「運用サービス」の3点。環境診断から設計・構築・運用までワンストップに支援するのが特徴で、省エネ推進と設備・運用コストの削減に貢献するという。




(川島 弘之)

2010/3/12 17:30