Atom搭載、ネットブック型のシンクライアント「Wyse X90cw」


Wyse X90cw
側面

 ワイズテクノロジー株式会社(以下、ワイズ)は4月13日、Atomを搭載したモバイルシンクライアント「Wyse X90cw」を発表した。同日より販売代理店の株式会社エム・ピー・テクノロジーズ(以下、MPT)が販売を開始する。

 Wyse X90cwは、シンクライアント端末としては日本で初めてAtomを搭載した製品。スリムで頑丈なデザインと高度なパフォーマンスを提供する。重さはおよそ1.45kg。11.6型ワイドディスプレイ(LEDバックライト搭載)を備え、内蔵Webカメラ、IEEE 802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 2.1(オプション)など豊富な接続機能が含まれる。消費電力は15W、6セルのリチウムイオン電池で最大8時間動作し、外出先でも気軽に使える。

 CPUにはAtom Z520(1.33GHz)、OSにはWindows Embedded Standard 2009を搭載。Citrix/Microsoft/VMwareの仮想環境に対応し、Citrix ICA/HDX、Microsoft RDP 7、VMware View PCoIPなどの画面転送プロトコルをサポートする。

 Wyse X90cwは2010年4月リリースの「Wyse TCX Suite 4.0」にも対応。シンクライアント環境においてさまざまな周辺機器を利用可能にするもので、「Wyse TCX Flash Accelerator(フラッシュ高速化)」「Wyse TCX USB Virtualizer(USB周辺機器サポート)」「Wyse TCX Multi-Display(マルチモニタサポート)」「Wyse TCX Multimedia(マルチメディアサポート)」「Wyse Rich Sound(音声リダイレクションサポート)」により、高いユーザー操作性を実現する。




(川島 弘之)

2010/4/13 16:28