ゼンド、PHP 5.3に対応したPHP統合開発環境「Zend Studio 7」
ゼンド・ジャパン株式会社(以下、ゼンド)は4月20日、PHP統合開発環境の最新版「Zend Studio 7 日本語版」を発売した。
Zend Studioは、Webシステム用スクリプト言語であるPHPの統合開発環境。Webシステム・サービス構築に必要なコーディング機能のほか、テスト、デバッグ、チューニングなど開発の各フェーズで役立つ機能を備える。
新版では、最新の「PHP 5.3」に対応し、新機能の「namespace機能」をサポートした。ローカルデバッグでは手元のPCでPHP 5.3を動かしてデバッグすることも可能。開発タスクを管理するためのEclipseプラグイン「Mylyn」にも対応し、どのタスクでソースコードがアクセスされたかを記録できるようになった。各種のバグトラッキングシステムと連携することで、チーム全体での開発タスク管理が可能だ。
また、PHP 5.3に標準実装された「Phar(PHP Archive)」に対応。PHPソースコードをディレクトリ構造ごと圧縮できる。このほか、Eclipse 3.5の採用やZend Studio自体のモジュールを最適化することで、起動や動作時間を約50%短縮した。
年間ライセンスの価格は4万7040円。6月30日までは発売記念キャンペーンとして4万1790円で提供する。直前バージョンのライセンス有効期間は無償でアップグレードできるほか、Zend Studio 7 日本語版の全機能を30日間試用できる無償体験版なども用意している。
2010/4/20 15:56