Oracle DB 11g R2のWindows 7/Server 2008 R2対応版を5月に出荷、早期検証プログラムも展開


 日本オラクル株式会社は4月20日、最新RDBMS「Oracle Database 11g Release 2(R2)」のWindows 7/Server 2008 R2対応版を、5月18日より出荷開始すると発表した。また、採用・導入を支援する早期検証プログラムと、パートナーとの共同プロモーションも展開する。

 日本オラクルの最新RDBMSであるOracle Database 11g R2では、グリッドやストレージ管理、アプリケーションの無停止アップグレードなど、多くの新機能が追加され、より低いコストで、より堅牢なインフラストラクチャを構築・運用できるよう強化が図られている。今回はそのOracle Database 11g R2の対応OSを拡充することにより、データベースシステムの信頼性・可用性・拡張性やパフォーマンスなど、企業が規模を問わずに抱えている課題への解決策を提案するという。

 また、最新OS対応版の出荷に先立ち、ユーザーおよびパートナー企業がOracle Database 11g R2の最新技術をすぐに活用できるよう、早期検証プログラムを実施する。具体的には、技術者コミュニティサイト「Oracle Technology Network(OTN)」を通じて、最新OS対応版とその開発ライセンスを提供するほか、技術者を対象にしたセミナー、ハンズオントレーニング、インターネットセミナーを開催。また特設サイトにおいて、Windowsプラットフォームに特化した技術情報を提供する。

 こうした取り組みでは、最新機能の紹介のみならず、Oracle Databaseの旧版から最新版へのアップグレード手法や、他社製品からの移行手法について情報提供を行うとのことで、加えて、Oracle Database 11g R2 for WindowsのインストールDVDを1万1000人の技術者へ提供する、プレゼントキャンペーンを実施する。

 さらに、Oracle Database 11g R2の活用促進を目指し、パートナーとの共同プロモーションも展開されるとのこと。

 プロセッサライセンスの価格は、「Enterprise Edition」が542万1150円、「Standard Edition」が199万7310円、「Standard Edition One」が66万1920円。指名ライセンスの価格は、それぞれ10万8465円、3万9900円、2万580円となっている。




(石井 一志)

2010/4/20 16:40