ヤマハ、VPNルータ「RTX1200」を機能強化-GUI画面の個別作成や設定ウィザードに対応
RTX1200 |
ヤマハ株式会社は10月16日、Gigabit対応VPNルータ「RTX1200」の管理機能などを強化すると発表した。新機能を追加したファームウェアを、同日よりWebサイトで無償公開する。
RTX1200は、全ポートがGigabit Ethernet(GbE)に対応したVPNルータ。10万円台の低価格ながら、ルーティングスループットも最大1Gbpsの処理能力を持ち、高速回線に対応可能。従来製品同様、独立3系統の運用をサポートするが、うち1系統は8ポートのGbEスイッチになっているので、小規模事業所であれば1台にネットワークを集約できるという。
今回は新たに、Lua言語でスクリプトをプログラミングできる「Luaスクリプト」、ユーザー個別のGUIを表示させる「カスタムGUI」、ウィザードによってプロバイダ情報を入力し、セキュリティを確保したインターネット接続設定を容易に行える「設定ウィザード」といった機能が新たに追加された。このうちカスタムGUI機能では、ユーザーIDごとに異なるGUI画面を表示できるため、権限の異なるユーザー向けのページを個別に作成し、設定したい項目のみを1つのページにまとめて表示する、といった使い方が可能になる。
また今回は同時に、USBポートに通信端末を接続し、リモートセットアップやIP通信を行えるようにする「モバイルインターネット機能」のサポート機種を強化。14機種の通信端末を新たにサポートし、全部で22機種に対応している。
カスタムGUI機能の動作イメージ | 設定ウィザード機能の画面イメージ |
2009/10/16 14:58