トレンドマイクロ、資産管理ツールベンダと相互動作検証


 トレンドマイクロ株式会社は7月21日、資産管理ツールベンダとの協業を強化すると発表した。ソフトウェアベンダ(ISV)やハードウェアベンダ(IHV)との製品連携を進める「Trend micro Tested」プログラムの対象を広げ、新たに資産管理ツールとセキュリティ製品の相互動作検証を開始する。

 セキュリティ製品を資産管理ツールと連携させ、一元管理を進めたいというニーズに対する取り組み。両ツールが連携することで、資産管理ツールが保有する端末・ユーザーの情報や、デバイスの利用履歴などの各IT資産情報とひも付いた情報セキュリティの実現が期待されるという。

 今回の協業強化では、各社の資産管理ツールとの動作検証を済ますことで、ツール連携の際に課題となる検証コストを削減する狙い。

 その第1弾として、MOTEXのネットワーク統合管理ツール「LanScope Cat6」、富士通四国システムズのPC運用支援パッケージ「瞬快」と、トレンドマイクロの企業向けセキュリティ製品「ウイルスバスター コーポレートエディション 8.0 SP1」の共同検証を行う。

 「製品インストール時の動作」「リアルタイム検索時の動作」「不正プログラム検出時の動作」「ファイアウォール機能」などの検証を進め、7月30日に第1弾Tested製品として認定する予定。認定済みの製品には、トレンドマイクロから「Testedロゴ」やサポートが提供される。




(川島 弘之)

2009/7/21 11:59