日本IBM、標準搭載メモリを倍増した4Wayラックサーバー


IBM System x3850 M2

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月27日、ラックマウントサーバー「IBM System x3850 M2」のラインアップに、標準搭載メモリの容量を2倍にした4モデルを追加すると発表した。9月1日より出荷を開始する。あわせて、低価格モデル「IBM System x3850 M2 Express」も発表した。出荷は9月9日より。

 x3850 M2は、4Uラックマウント型のハイエンドx86サーバー。独自のチップセット技術「第4世代エンタープライズXアーキテクチャー(eX4)」を実装し、1ユニットあたり最大4個のCPUと256GBのメモリを搭載できるのが特長。これにより、最大構成(4ユニット)時には、6コアCPUを16個(96コア)、メモリを1TBまで搭載することが可能。

 今回発表された4モデルは、従来と同じ価格で標準搭載メモリの容量を倍増したもの。また、4モデルともに100V電源の二重化構成をサポートしている。標準価格は158万円(税別)。

 x3850 M2 Expressは、デュアルコアCPUを4個搭載したラックマウント型のx86サーバー。デュアルコアCPUを採用することで、低価格化を実現しているのが特長。また、x3850 M2と同様に最大4ユニットまで連結できる拡張性も保っている。最小構成価格は、47万円(税別)。





(福浦 一広)

2009/8/27 11:45