富士通、「ETERNUS DX」ストレージの新モデル－iSCSIやSSDに対応

　富士通株式会社は10月8日、ストレージシステム「ETERNUS DX60/DX80」に新たなインターフェイスとディスクをサポートしたモデルを開発し、同日より全世界で販売開始すると発表した。

　ETERNUS DX60/DX80は、拡張性と信頼性、処理能力に優れたエントリーディスクアレイ。機密情報への不正アクセスを防ぐデータ暗号化機能や、アクセスしていないディスクの回転を停止するエコモード機能を搭載。安価で容易にネットワークシステムを構築でき、中小規模のシステムに最適という。

　ETERNUS DX60/DX80の新モデルでは、サーバーへの接続インターフェイスとして、従来のFibre Channel（FC）に加え、iSCSI（最大1Gbps）とSAS（最大3Gbps）をサポート。FCに比べ、安価にシステム構築が可能となる。

　また、ETERNUS DX80の新モデルでは、従来のSAS HDD、大容量・低価格なニアラインSAS HDDに加え、SSDをサポート。HDDに比べ、約51％の省電力化と約14倍の高速化を実現している。

　最大搭載可能ディスク数と最大記憶容量は、ETERNUS DX60が24台・24TB、ETERNUS DX80が120台120TB。SSDをサポートしたETERNUS DX80では、3種のディスクを同一筐体内に混在搭載することもできる。

　価格は、ETERNUS DX60が76万4000円（税別）から、ETERNUS DX80が242万3000円（同）から。