NEC、業務システムとの連携機能を強化した「StarOffice Xシリーズ V2」


 日本電気株式会社は10月21日、Enterprise2.0対応コラボレーティブウェアの新版「StarOffice Xシリーズ V2」を発表した。同日より販売を開始する。

 StarOffice Xシリーズは、スケジュール機能やファイル共有機能などのグループウェアを中核として、コミュニケーションに必要な機能を統合したコラボレーティブウェア。利用者参加型の「Web 2.0対応」を意識しており、個人がアイデアを創出しやすい作業環境や、時間・場所を限定しない共同作業環境、膨大な情報を容易に利用できる情報利活用手段を、セキュアな状態で提供できるのが特長。

 新版では、業務システムとの連携を強化。ID管理機能やメール機能、文書管理機能などStarOffice Xシリーズの機能のWebAPIを提供することで、業務システムとの連携強化を図っている。また、ポータル機能をオープン機能に対応することで、複数ポートレット間でのデータ連携や業務システムとの連携を実現できるとしている。

 検索機能に関しては、新たに横断検索機能を採用。Webサーバーやイントラネット上のファイルサーバーなど、StarOffice Xシリーズ以外の文書に対して検索できるようになった。このほか、情報共有ツールの機能強化などが行われている。

 価格は、Standard(50ID以上)が80万円(税別)から、Enterprise(1000ID以上)が1980万円(同)から。そのほか、横断検索(オプション)が300万円(税別)。

 同社は今後3年間で、1800システムの導入を目指すとしている。





(福浦 一広)

2009/10/21 17:00