日立、Hyper-V 2.0対応のディザスタリカバリ環境構築サービス

　株式会社日立製作所（以下、日立）は10月22日、ディザスタリカバリ環境を構築する「バックアップ・ディザスタリカバリ設計・構築サービス」のラインアップに、Hyper-V 2.0対応のサービスを追加すると発表した。提供開始は11月19日の予定で、価格は個別見積もり。

　バックアップ・ディザスタリカバリ設計・構築サービスは、地震などの災害やシステム障害に備えるため、業務データのバックアップシステムを構築するサービスで、日立のエンタープライズ/ミッドレンジディスクアレイ向けに提供されている。今回、同社はこのサービスを、マイクロソフトの最新サーバー仮想化ソフトウェアであるHyper-V 2.0に対応させた。

　今回の強化により、Hyper-V 2.0のサーバー仮想化環境において、日立のディスクアレイからリモートサイトに業務データのバックアップを保存する「リモートコピー機能」と、本番環境のサーバー障害時に、リモートサイトにある予備サーバーに業務を自動的に切り替えられる、Windows Server 2008 R2搭載の「フェールオーバークラスタ機能」の連携を実現する。また、障害が起きたサイトが復旧した際には、もとのサイトへ業務を戻す「フェールバック」も行える。

　なおこのサービスは、マイクロソフトが10月に開設した「大手町テクノロジーセンター」において、ブレードサーバー「BladeSymphony」、ディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」を用いたデモ展示を、11月19日より行う予定である。