書き込みの時点で断片化を減らす新機能を搭載「Diskeeper 2010日本語版」


 相栄電器株式会社は11月19日、Windows用デフラグツールの新版「Diskeeper 2010日本語版」を販売すると発表した。12月18日よりパッケージ版を、11日19日よりダウンロード版の提供を開始する。

 Diskeeperは、Windows用のデフラグツール。新版では、ファイル断片化を事前に防止する「IntelliWrite」機能を搭載した。これはファイルの書き込みをインテリジェントに制御し、断片化の発生そのものを減らすもの。最大で85%の断片化を防止できるという。自動デフラグ機能と組み合わせれば、完全にDiskeeper任せで、効率的にファイル断片化を解消できる。

 このほか、以前より搭載されていた「Terabyte Volume Engine」「I-FAAST」「Titan Defrag Engine」などの機能も継承された。

 Terabyte Volume Engineは、60GB以上のボリュームでより高速なデフラグ処理を実現するもの。「Pro Premier」以上のエディションに搭載される。

 I-FAASTは、独自のファイル再配置技術で、従来の通常デフラグより10~80%の高速化を実現するもの。「Professional」以上のエディションに搭載される。

 Titan Defrag Engineは、Terabyte Volume Engineをも上回る超高速処理エンジンで、10TB、20TB、それよりも大きなデータを処理することが可能という。「EnterpriseServer」エディションにのみ搭載される。

 ラインアップは上から「EnterpriseServer」「Server」「Administrator」「Pro Premier」「Professional」「Home」の計6種類。価格はEnterpriseServerが7万8000円、Serverが4万5500円、Administratorが3万9000円、Pro Premierが1万3000円、Professionalが7800円、Home(3500万本突破記念キャンペーン版)が6500円。

 11月1日~12月31日にDiskeeper 2009日本語版を購入したユーザーは、無償アップグレードが可能となる。




(川島 弘之)

2009/11/19 15:03