ミラクル・リナックスとネクスコム、統合監視ソフト「Zabbix」のアプライアンスサーバー


 ミラクル・リナックス株式会社と株式会社ネクスコム・ジャパン(以下、ネクスコム)は1月20日、オープンソースの統合監視ソフト「Zabbix」を利用可能なアプライアンスサーバー「Zabbix統合監視サーバ」を発表した。1月26日の販売開始を予定する。

 Zabbix統合監視サーバは、ネクスコムの提供するハードウェアに、Zabbixと、ミラクル・リナックスのLinux OS「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」をインストールして提供するアプライアンス。OS、MySQL、Apache/PHP、Zabbixのインストール、データベースのチューニングなど、時間のかかる作業は不要で、ユーザーアカウントの登録を行えば、すぐに監視の設定が開始できるという。

 また、ミラクル・リナックスが提供する日本語対応版のZabbixと、Zabbix 1.6マニュアル(日本語)、ユーザーズガイドを同梱。必要に応じ、ミラクル・リナックスのZabbixサポートも購入できる。

 ラインアップとしては、Atomベースの「ZBX2000」と、Core 2 Duoベースの「ZBX5000」を用意した。ZBX2000は、監視対象が20ノードで2000監視項目程度(監視間隔5分)、ZBX5000は、監視対象が100ノードで1000監視項目程度(同)の環境に向けて設計されている。価格はそれぞれ、9万9750円、19万9500円。購入は、ミラクル・リナックス、ネクスコムのどちらからも行える。

 なお両社では、ZBX2000を20日間無償で貸し出す「お試しキャンペーン」も実施する。期間は1月26日から4月末までで、先着100名限定となっている。




(石井 一志)

2010/1/20 18:30