ミラクル・リナックス、統合監視ソフトのスターターキット「MIRACLE ZABBIX」


 ミラクル・リナックス株式会社は10月1日、オープンソースの統合監視ソフトウェア「ZABBIX」を容易に利用可能にするパッケージ「MIRACLE ZABBIX」を発表した。同日より販売を開始する。価格は9万8000円(税別)。

 ZABBIXは、サーバー、ネットワーク、アプリケーションを監視可能な、オープンソースの統合監視ソフトウェア。MIRACLE ZABBIXでは、同社が日本語対応を行った「ZABBIX 1.6」と日本語翻訳版マニュアルが同梱されるほか、GUIベースの専用インストーラを付属させた「Asianux Server3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」を提供し、ZABBIXを利用したシステム監視サーバーを、最短30分で起動できるようにしている。

 また、Linux、Windows、Solarisの各OS用の監視エージェントと、各OSの監視設定である監視テンプレートが提供され、システムリソースの使用状況の監視やグラフ化、障害発生時のメール送信などが、セットアップ後すぐに行えるようになるという。

 さらに、監視設定をコマンド1つでバックアップ/リストア可能な「設定バックアップオプション」の製品版と、Oracle Database、MySQL、VMware ESXといった各サーバーの内部リソースを簡単に監視できる「監視テンプレート」の評価版も同梱される。

 価格は9万8000円(税別)で、購入ユーザー向けの有償サポートが30万円(同)。

 なおミラクル・リナックスでは発売を記念して、通常は5万円(税別)で提供している「ZABBIXハンズオン研修」の無料受講キャンペーンを、10月末まで行うとのこと。




(石井 一志)

2009/10/1 11:39