バッファロー、RAID 6に対応した「テラステーション」最上位モデル


TS-XHL/R6シリーズ

 株式会社バッファローは2月3日、法人向けNAS製品「テラステーション」シリーズの最上位製品として、RAID 6に対応した「TS-XHL/R6シリーズ」を発表した。4基のHDDを搭載するモデルで、物理容量2/4/6/8TBの4機種がラインアップされる。価格は9万5600円(税別)からで、2月中旬の出荷開始を予定する。

 TS-XHL/R6シリーズは、最大2台のHDDが故障してもデータが失われない、RAID 6に対応したNAS製品。高速化ニーズに対応するため、データ転送速度も従来製品と比較して約2倍に高速化された。RAIDは6以外に0/1/10/5に対応するほか、HDDは従来同様、メンテナンス性の高いカートリッジ式を採用し、新たにホットスワップにも対応した。ホットスペア機能も利用可能で、HDD1台をスペアディスクに設定しておけば、使用しているHDDが故障した際に、自動的にスペアディスクに切り替えて運用を継続できる。

 また、複数台のテラステーションから、共有フォルダ単位で、まとめて1台にバックアップできる「テラステーション まとめてバックアップ」機能を搭載。この機能では、前回と比較した差分を履歴で保存する「履歴差分バックアップ」(最大10世代)にも対応し、万一誤って削除したファイルやフォルダを元に戻したい場合は、過去の特定の履歴までさかのぼって復元できる。

 このほか、Backup Exec、Acronis True Image Echo Server、FileSafe Entry NAS Kit、CA ARCserve Backupといったサーバー向けのバックアップソフトにも対応。USBプリンタの共有、USB HDDへのバックアップ、Active Directory連携が可能なユーザー/グループ管理、ユーザー/グループごとに使用容量を制限するクォータ、レプリケーション、データ暗号化といった機能も搭載している。

 価格は2TBモデルが9万5600円(税別)、4TBモデルが11万7000円(同)、6TBモデルが14万9000円(同)、8TBモデルが21万2000円(同)。




(石井 一志)

2010/2/3 16:49