パラゴン、Windows Server 2008 R2に対応したバックアップツール


Paragon Hard Disk Manager 2010 Server

 パラゴンソフトウェア株式会社は3月5日、サーバー用バックアップツール「Paragon Hard Disk Manager 2010 Server」を発表した。同日より販売を開始する。

  Paragon Hard Disk Manager 2010 Serverは、Windows Serverに対応したストレージ管理ソフトウェア。イメージバックアップやファイル/フォルダ単位といった基本的なバックアップ手法のほか、セクタレベルでのRAWバックアップ、HDDに不可視領域を作成してバックアップを行うバックアップカプセル、指定した世代・容量内でバックアップを繰り返すサイクルバックアップなど、さまざまなバックアップの手法が用意されている。バックアップについては、稼働中のWindows Serverを止めずに行えるホットバックアップに対応。バックアップには、OS標準のVSS(Volume Shadow Copy Service)のほか、同社独自技術のParagon Hot Processingが利用できる。

 異なるハードウェア環境や仮想環境への復元を可能とするスマートリストア機能も用意。RAIDカードなどOS標準でドライバが用意されていないデバイスが含まれている場合でも、復元するOSにユーザーが指定する形で追加することも可能なので、柔軟な対応が可能なのが特長となっている。

 また、物理環境で利用しているOSをVMwareやHyper-Vといった仮想環境で利用できる形式に変換できるバーチャルライセンスをオプションで用意。最大99台までの仮想環境作成をサポートしている。このほか、HDD全体を別のHDDにコピーすることで物理的なクローンを作成できる機能なども用意されている。

 対応環境は、Windows XP/Vista/7/Server 2003/Server 2003 R2/Server 2008/Server 2008 R2。

 価格は、シングルライセンス版が7万8000円(税別)、バーチャルライセンスが11万円(税別)。このほかボリュームライセンスも用意されている。





(福浦 一広)

2010/3/5 13:09